AI(ClaudeCode)と7時間で「10年モノの業務ツール」を作り直した話

先日、10年以上使ってきた業務ツールが壊れた。
Accessで組まれた定型業務に欠かせないツール。

そのAccessツールを作った本人は社内にいるが、
頼みごとをしても気持ちよく引き受けてくれない人。
お願いすること自体が面倒くさい。
超ストレス。

でも自分を含めチームメンバーに直すスキルはない。

選択肢は3つ。
1、ツールを諦めて手作業
2、頭を下げて作者に頼む
3、自分で作り直す

これまでなら1か2。
が、少し前にAI(ClaudeCode)で小さなツールを作って手応えを感じていた。

ダメ元でClaudeに
「こういう業務ツールって、HTMLベースで作れる?」
って聞いてみたら「できそうです」と。

この日にやるべき予定はあったが、腹を決めて取りかかることにした。

プログラミングは一行も書かずに完成

Claudeと20回ほどやりとりしてツールが完成。

やったことはシンプルで、
「この業務の流れはこうで、このデータを元に、この出力が必要」
「デザインがイマイチ、レイアウトと配色はこうしてほしい」
と、必要な情報と欲望(?)を日本語で伝えるだけ。

出てきたものを動かしてみて、
違えば「ここが違う、こうしてほしい」とまた日本語で返す。
その繰り返し。

プログラミングの知識は全く不要。

必要なのは、
自分の業務と現場の運用を知っていることと、
使い手目線でこうしたい、の欲望。

夕方、新しいツールが完成。
しかも、ただ復旧しただけじゃなくて、
運用がシンプルになり、作業時間はおよそ半分に。

メンバーには喜ばれるし、
今後あの人に頭を下げる必要もないし、
なにこれ最高じゃないか、と感動。

変わったのはスキルではない

この7時間で得たものは大きかった。

困りごとが出た時に、
「できない、どうしよう」から
「できるかも、やってみよう」に変わった。

AIは答えをくれる道具ではなく一緒に手を動かす相棒。
方向を決めるのは自分、形にするのはAI。

ジャストフィットの道具を自分で作れる。
非エンジニアでも、現場を知っている人間がAIと組むと、
外注より速く、現場に合ったものができる。

これはいろんな人に体感してほしいと思う。
快感しかないし、仕事がめっちゃ楽しくなる。

AIに取って代わられるもの

今回の件でAIに取って代わられたものは、
「頼みごとをしても気持ちよく引き受けてくれない人」
に発生するはずだった仕事。

その人の仕事が、本人の知らないところで静かに消えた。

その人は近い将来、
(あれ、なんか暇になってきたな…)
と感じると思うが、時すでにおすし🍣。

「頼みごとをしても気持ちよく引き受けてくれない人」は
今後静かに仕事を失っていくし、
自分から頭を下げなければいけない。

残酷なようだけど(いや、残酷ではないか)、
これがもう起きている。

ジャストフィットする道具を自分で作れる時代。
必要なのはプログラミングの勉強ではなく、
困りごとや欲望を言葉にすることだけ。

これからは
「あの作業なんとかならないかな」
「こんなのあったらいいのにな」
が出てきたらまずはAIに相談。
そしてひたすら手を動かす。

自ら手を動かす人が楽しめる時代だと思う。

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