こんにちは、マルキ(@mrkblog)です。
夏休みまっただ中の8月上旬に、岐阜県にある世界最大級の淡水魚水族館「アクア・トトぎふ」に行ってきました。
正直、そこまで期待していなかったのですが、帰るときには「近くに住んでたら絶対通うわ…」となるくらい、魅力的な水族館でした。
猛暑のピークに岐阜に行くことになったいきさつ
目的が夏休みの自由研究と言われると、親としては「はい」か「イエス」しかありません。
連日、猛暑がニュースになっていた時期。
息子くんはまだ大丈夫としても、3歳の娘ちゃん(しかも暑さに弱い…)を岐阜に連れて行くのはとってもチャレンジング…。
結局息子くんの熱量に押され、8月1週目の土曜日に行くことになりました。
アクア・トトぎふは高速のパーキングエリアから入館できる!
アクセス方法を調べると、「東海北陸自動車道の川島パーキングエリア(及びハイウエイオアシス)から高速道路を降りずに入館することが可能」と書かれています。
数ある水族館でもパーキングエリアから入館できるのはアクア・トトぎふくらいでは!?という好奇心もあり、目的地を川島パーキングエリアに設定しました。
8月上旬の土曜日、神戸からアクア・トトぎふまでは約3時間。
朝7時に神戸を出発。
夏休みまっただ中の晴れの土曜日。ある程度の渋滞は覚悟していました。
実際は、京都の桂川を超えたあたりから京都東インターまでの渋滞で、それ以外はスムーズ。渋滞による時間ロスは30分ほど。
アクア・トトぎふに着いたのは10時前でした。
川島パーキングエリアの駐車場からアクア・トトぎふは徒歩2分!
川島パーキングエリアの駐車場は10時前時点でガラガラ。
駐車場に車を停め、高速道路をくぐればすぐアクア・トトぎふです。
アクア・トトぎふは水辺の自然共生型テーマパーク「河川環境楽園」の中の一つの施設。
水路や飲食施設がある「オアシスパーク」、木曽川の自然や文化を再現した「木曽川水園」など、公園としてもかなり魅力的。
魚と川が好きな息子くんにとってはまさに夢のような場所。「絶対行く」と言い張った理由がようやくわかりました。
いよいよアクア・トトぎふの中へ。
アクア・トトぎふの入館料は、大人が1,500円で小学生が750円。3歳以上の幼児は370円。
須磨水族園が大人が1,300円で小学生が500円。ニフレルは大人が2,000円で小学生が1,000円。
アクア・トトぎふは高すぎもせず、ちょうどいい値段設定です。
最初「3歳以上も入館料払うの?」と思ったのですが、帰る頃には「3歳以上370円は納得できるわ…」に変わっていました。その理由はのちほど。
アクア・トトぎふの入館料金
大人 | 中学生/高校生 | 小学生 | 幼児(3歳以上) | |
---|---|---|---|---|
1回券 | 1,500円 | 1,100円 | 750円 | 370円 |
年間パスポート | 3,000円 | 2,200円 | 1,500円 | 740円 |
まずは写真(有料のやつ)を撮ってもらい、長良川源流を再現した4階へ。
入り口を入ってすぐ、よくある写真(出口で有料の大きい写真か無料の小さいサンプルをもらえるやつ。我が家はもちろんサンプルのみ笑)を撮ってもらいます。
そして、エレベーターで4階へ。エレベーターの中は暗く、照明と音の効果でワクワク感が高まります。
そしてエレベーターを降りると…
旅館と勘違いするくらい「和」なエントランス。
長良川って鵜飼のイメージが強せいか「和」のイメージを持っていて、それがドンピシャで言い当てられた感じ。
この時点で「めっちゃいいやん…」となりました(チョロい)
さらに進んでいくと…
フロアを縦に繋げる設計と演出で、長良川の上流を再現した空間が広がります。
岩や木、小さな滝、滝つぼ、朽ち果てた木…リアルさへのこだわりがすごい。。
長良川の上流、中流、河口を再現した3階フロア
スロープを歩いて4階から3階へ。長良川の上流、中流、河口までが再現されています。
途中、伊藤若冲の「蓮池遊漁図」をモチーフにした壁画も。
多治見の美濃焼タイルと、中津川の木工製品ブランド「tonono」の木製タイルを使用しているそうです。
そしてついに、息子くんお目当のハリヨに出会えました。
ハリヨは産卵の際に巣を作ることが特徴の魚。岐阜県と滋賀県にしか生息していない絶滅危惧種です。
展示されている水槽に巣は見当たらず。飼育員さんに聞くと「バックヤードの水槽でハリヨが巣を作って産卵しているんですよ」と教えてくれました。
そして舞台は突如、世界の川や湖へ(2階フロア)
長良川の「和」の展示が終わり、2階フロアへ進むと舞台は突如世界の川や湖に変わります。
現れたのは…
メコン川淡水環境研究所。
「メコン川の環境調査をしている日本人博士の探検小屋」という設定。
(ちょっと、なにこの展開…)とひっくり返りそうになりながらも、しっかり作り込まれた世界観に「なにこれ楽しい…」とワクワク。
水槽よりもこっちの演出の方にスペースが割かれてる気が…
写真には撮らなかったけど、このフロアのトイレもしっかりこの世界観のまま作り込まれています。もはやディズニーランド。
もちろん、水槽もあります。
アマゾン川でフィナーレ、子どもが楽しめて休憩できるスペースが充実(1階フロア)
長良川の源流から始まった旅も、1階フロアのアマゾン川でフィナーレ。
1階には椅子が並べられ、休憩できるスペースになっていました。
さらにこの日は特別展示用のスペースが解放され、机と椅子が並べられた休憩室に。子連れ家族にとってはうれしい限り。。
娘ちゃんもグズることなくお昼を済ますことができました。
とくに良かったのが、「トト・ラボ」。
展示を見終わった子どもが、いろいろ調べることができるように魚や環境に関する本が並べられ、飼育員さんによる子ども向けのミニイベントも。
水族館を見終わった子どもたちが自由に本を読んでいる姿が印象的でした。
アクア・トトぎふの素敵なところ
アクア・トトぎふは大型水族館のような派手さは無いものの「子どもも大人も楽しめる」という点で素晴らしい水族館でした。
リアルに再現された空間、ワクワクさせてくれる演出。
「長良川から世界へ」という設定は多少無理を感じたけど、工夫された展示で楽しく見て回ることができました。
そして、「3歳以上370円は納得できるわ…」と感じた理由。
写真はほとんど撮っていないのですが、館内にはこのようなベンチが程よくいい感じで置かれています。
子連れにとって、休憩したり荷物をガサゴソできる「ベンチ」はとてもありがたい存在。
さらに今回は特別展示スペースが休憩室として解放されていたり、おそらく臨時で作られた椅子が並べられたスペースも。
できる限りのことをしてお客さんに楽しんでもらおう、というスタッフさんのおもてなしの気持ちを感じました。
そして、何より素敵なのは飼育員さんとの距離感の近さ。飼育員さんはとてもフレンドリーで丁寧に接してくれました。息子くんはいろいろ話を聞くことができて大満足。
さらに、水族館だけでなく水辺の自然を楽しめる公園があるのも、他の水族館にはない魅力。
まさに「河川環境楽園」でした。
おわりに
本当は木曽川水園にも行きたかったのですが、あまりの暑さに断念。
とくに暑さに弱い娘ちゃんにはキツかったらしく、帰りの車中で泣きっぱなし。かわいそうなことをしてしまいました。
肝心の自由研究は、アクア・トトぎふで見たことや飼育員さんに教えてもらったことが盛り込まれて素晴らしい内容に。
息子くんは自由研究をコピーしていろいろ教えてくれた飼育員さんに送るそうです。
もう少し涼しい時期にまた行きたいな。。
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