![マルキ](https://dicolt.com/wp-content/uploads/maruki-right.png)
こんにちは、マルキ(@mrkblog)です。
家具やインテリアが大好きです。
結婚して住み始めた1LDK55平米の賃貸。
妻もインテリアや家具の仕事をしてきたので、家具が大好き。
お互い納得する家具を見つけるのに苦労しました。
テレビを置くローボードは最後まで決まらず。
しばらくの間、無印良品のパルプボードを横にして代用。
![](https://dicolt.com/wp-content/uploads/carpentry-furniture.jpg)
わかりにくいですが、無印良品のパルプボードにテレビを乗せています。
エアr
大工の父が作った家具、「楠の木無垢材のローボード」
探しても探しても気に入るローボードは見つからず。
「この際、理想のローボードを作ろう」
と思い立ち、まずはローボードの模型を作成。
![](https://dicolt.com/wp-content/uploads/carpentry-furniture-002.jpg)
子どもの頃大好きだったプラモデルの楽しさ。
「ゾーンに入る」感覚を久々に味わいました。
![](https://dicolt.com/wp-content/uploads/carpentry-furniture-003.jpg)
妻もこの模型を気に入り、図面を起こして父へローボード製作を依頼。
木材は木目が綺麗な楠の木(くすのき)の無垢材を指定。
実家の階段が楠の木の無垢材で作られていて、そのイメージが頭の中にありました。
材料費、手間賃はもちろんこちらで用意。
2ヶ月ほどして、ついに楠の木無垢材のローボードが完成しました。
![](https://dicolt.com/wp-content/uploads/ittoq_tv_board_1.jpg)
ビロードのような質感にも思えてくる、繊細な木目。
![](https://dicolt.com/wp-content/uploads/ittoq_tv_board_2.jpg)
木材の端はていねいに面が取ってあります。
![](https://dicolt.com/wp-content/uploads/ittoq_tv_board_3.jpg)
ワイドかつ低重心で、足の存在感は控えめにしています。
![](https://dicolt.com/wp-content/uploads/ittoq_tv_board-1200x630-1.jpg)
直線と木目の曲線が最高にかっこいいローボードができあがりました。
![](https://dicolt.com/wp-content/uploads/ittoq_tv_board_4.jpg)
コーナーの処理、最高にかっこいい。
![](https://dicolt.com/wp-content/uploads/ittoq_tv_board_5.jpg)
取り外し可能な脚。
脚もきれいに面が取ってあります。
![](https://dicolt.com/wp-content/uploads/ittoq_tv_board_6.jpg)
真ん中の棚は3段階の高さに調整可能。
このローボード、10数年経った現在もリビングの主役です。
「楠の木無垢材のローボード」は蜜蝋(みつろう)ワックスでメンテナンス。
無垢材の雰囲気を感じたかったので、ウレタン塗装はせず仕上げは蜜蝋(みつろう)ワックスのみ。
定期的(半年〜1年に1回程度)にワックスがけの必要があります。
息子が3歳くらいの頃。
蜜蝋ワックスを塗り始めると、
![息子](https://dicolt.com/wp-content/uploads/maruken-right.png)
ねーとーとー、何してるのー?
とーと、がんばってるねー
と興味深々。
裏面にワックスをかけるため、ローボードを垂直に立てると、
![息子](https://dicolt.com/wp-content/uploads/maruken-right.png)
とーと、すごいねえ!かーか、これ見てー!
と大興奮。
![マルキ](https://dicolt.com/wp-content/uploads/maruki-right.png)
これ、おじいちゃんが作ったんだよ
![息子](https://dicolt.com/wp-content/uploads/maruken-left.png)
おじいちゃん、すごいねえ!
おじいちゃん、これどうやって作ったのかなあ
と目を大きくして驚く息子。
パソコンでカタカタやってるよりは、「汗をかいてなにかやってるぞ」という姿の方が子どもには伝わるんだな…などと感じたことを思い出しました。
大工の父が孫娘のために作った「ままごとキッチンセット」
父の2作目は孫娘のために作った「ままごとキッチンセット」。
![](https://dicolt.com/wp-content/uploads/ittoq_kids_kitchen_1.jpg)
魚を焼くグリル、電子レンジ(左の扉奥)も。
![](https://dicolt.com/wp-content/uploads/ittoq_kids_kitchen_3-1.jpg)
お鍋やキッチングッズもセットで送ってくれました。
孫の笑顔のために全力投球の父と母。
いいおじいちゃんとおばあちゃんだなあ、と思います。
![](https://dicolt.com/wp-content/uploads/ittoq_kids_kitchen_5.jpg)
もちろん娘ちゃんも大喜び。
年長になった今でもたまにキッチンで遊んでいます。
同じキッチンをハンドメイド系サイトに出したら、いくつか売れたとのこと。
昔からそうだけど、新しいものにどんどんチャレンジしていく姿勢がすごい。
【大工の父が作った家具】のおわりに
父が作る家具は素朴で力強く、繊細。
子どもの頃作ってもらったのは、妹と並んで使える大きな机。
それから2段ベッドも。
というか、自宅を自分で作っているのが一番すごい笑。
母も料理やお菓子作りや裁縫が得意。
自分の中にフツフツしている「何か作りたい欲」は間違いなく両親の影響だなあ、と。
何かを作ることができる専門スキル、今のうちに身につけておきたいなあと思う今日この頃です。