こんにちは、マルキ(@maruki40)です。
この記事では、糸井重里さんがツイッターなどでおすすめした本をまとめています。
レイアウトの法則―アートとアフォーダンス
✏️ 著者:佐々木 正人
📅 発売日:2003/7/1
📖 内容:
新聞や雑誌のページを割り付けたり、洋裁の型紙を割り付けたりすること。
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レイアウトとは通常そのような行為を意味するデザイン用語とみなされている。
だがその射程には、芸術や表現行為全般が含まれているのではないか、その根底には、人間の知覚・感覚の本質とも共鳴する何かが潜んでいるのではないか?
本書は「レイアウトとは何か」というささやかにして大胆な問いから出発し、多彩なアプローチによってその核心へと迫っていくことを意図して書かれた書物である。
この独創的な問題提起を可能としたのが、サブタイトルや帯でうたわれているアフォーダンスという視点の導入である。
本来これはJ.J.ギブソンが発案した「協調としての行為が関連する環境の性質」を意味する生態心理学の概念なのだが、日本におけるこの分野の第一人者として知られる著者は、人やモノの表面の「肌理」へと注目することによって、今までの研究蓄積をレイアウト概念の再考察へと生かすことに成功した。
絵画、写真、建築、組み版、相撲、リハビリテーション、ダンスなど取材の対象は多岐にわたるが、著者はこれらの事例を「光」「余白」「力」などの切り口から注意深く観察し、それらにうかがわれるレイアウトの本質が「肌理の性質を持った周囲」にあることを説得力豊かに論証していく。
D・A・ノーマンの『誰のためのデザイン?』にみられるように、アフォーダンスと表現の関係というと従来は狭義のデザインに限定されていた観があるのだが、本書の問題提起はその裾野を大きく広げ、芸術全般を本格的な考察の対象とする可能性を開いたに違いない。
ところで、対話者の1人として本文中にも登場する鈴木一誌が手がけたブックデザインについてもひと言触れておくべきだろうか? 本書を一読した後、通常どおりの意味でも十分美しく読みやすいそのレイアウトの違った側面に目が止まるようなら、しめたものという気もする。(暮沢剛巳)
オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る
✏️ 著者:オードリー・タン
📅 発売日:2020/11/29
📖 内容:
総取材時間20時間以上!
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オードリー・タン氏自身が、自らの考え、行動、夢を語る。
世界のメディアがいま、最も注目するテクノロジー界の叡智が、描くデジタルとAI(人工知能)の未来!
台湾は、2020年に全世界を襲った新型コロナウイルス(COVID-19)の封じ込めに唯一成功しました。
本書は、その中心的な役割を担った若きデジタル担当政務委員(閣僚)が、コロナ対策成功の秘密、デジタルと民主主義、デジタルと教育、AIと社会・イノベーション、そして日本へのメッセージを、自身の言葉で語りつくします。
夜廻り猫
✏️著者:深谷かほる
📅発売日:2017/3/23(1巻)
📖 内容:
ある夜、Twitterから生まれた8コマ漫画「夜廻り猫」。涙の匂いをたどって心に寄り添うためにやってくる夜廻り猫こと遠藤平蔵。傷つき涙する者を励ますために毎夜、現れる。
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そんな平蔵と共に夜廻りをする子猫と影から見守る片目の猫・ニイ、飼い主を振り回すワガママな猫・モネなど個性豊かなキャラクターが勢ぞろい!! KADOKAWAから発売された「夜廻り猫」1巻と同じ内容を収録。
犬しぐさ 犬ことば
✏️ 著者:雲がうまれる
📅 発売日:2015/9/10
📖 内容:
糸井重里さん絶賛!
ツイッターで人気沸騰中の、柴犬を擬人化した可愛くてあるある感溢れる作品が、待望の書籍化!
2年間に投稿された1000点以上のイラスト+コピーから、犬好きの心をとらえてやまない約100作品を厳選して掲載。犬しぐさ・犬ことばに関する書き下ろしコラム「犬と諸科学」、特製シールも収録。
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ゼロ・トゥ・ワン
去年、糸井重里がたいへんおもしろがった本のひとつがピーター・ティールさんが書いた『ゼロ・トゥ・ワン』でした。
なにしろ、糸井重里は、この本をまるまる2回、読みました。
それは、けっこう、めずらしいことです。
ほぼ日刊イトイ新聞
✏️ 著者:ピーター・ティール (著), ブレイク・マスターズ (著), 関 美和 (翻訳)
📅 発売日:2014/9/27
📖 内容:
空飛ぶ車が欲しかったのに、手にしたのは140 文字だ
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「もし本気で長期的な人類の発展を望むなら、ただの140 文字や“永遠の15 分” を超えた未来について考えなければならない。
ZERO to ONE はシリコンバレーを教科書に、難題を克服してこれまで存在し得なかった偉大な物事を築きあげるための本だ」 by Peter Thiel
たとえば、日本が「失われた20年」と言われている間に、世界のイノベーションを引っ張っているのはアメリカ、特に西海岸のシリコンバレーだ。
アップルやフェイスブックといった名前がすぐに思い浮かぶけれど、数多のスタートアップが起業しては消えていく世界でもある。
そんな中、次々と成功する企業を立ち上げる起業家集団がある。
オンライン決済サービス・ペイパルの初期メンバーとして繋がりが深く、現在もシリコンバレーで絶大な影響力を持つことから「ペイパル・マフィア」とも呼ばれる彼らは、ご存知ユーチューブ(YouTube)をはじめ、電気自動車のテスラ・モーターズや民間宇宙開発のスペースXからイェルプ(Yelp!)、ヤマー(Yammer)といったネットサービスまで、そうそうたる企業を立ち上げてきた。
本書はそのペイパル・マフィアの雄、ピーター・ティールが、母校スタンフォード大学で行った待望の起業講義録である。