2年前の今日、マルキはビジネススクールの入学式でした。これから2年間、仕事と学校を両立できるんだろうか…本当に卒業できるんだろうか…そんなことばかり考えていました。「2年後にタイムスリップしたい…」と考えるくらい不安しかない状態。。
「自分次第で大変にもなるし楽もできる。でも想像以上にすごい人がいっぱいいるぞ。メンタルが大事だぞ。」2年前の自分に声をかけるとしたらこんな言葉かもしれません。
どの講義も理解できなかったり、消化不良の部分があるので、この1年間はノートと資料を整理しながら講義を自分の中にしっかり落とそうと思います。そして来年からは受講できなかった講義や、もう一度受けたい講義を聴講生として聴きに行こうと考えています。
「どんぐりむらのぼうしやさん」との出会い
そんなビジネススクール生活で出会った、唯一の絵本があります。それがこの「どんぐりむらのぼうしやさん」。
マーケティングの講義の中で「まず、ひとつの絵本からマーケティング、あるいはそこでのコミュニケーションを考えてみよう。」と教授が取り出したのがこの絵本でした。さらに、「この絵本はマーケティングの教科書といってもいいくらい大事なことが書かれています。」ともおっしゃっていました。
「どんぐりむらのぼうしやさん」のあらすじ
どんぐりむらの ぽー、ちい、くりんはぼうしやさん。あまりお客さんが来ないので、「どうしたら売れるようになるのかな?」と3つぶで考えるところから物語がはじまります。
ネタバレになるので詳しくは控えますが、いろいろ考えていく中で3つぶはついにある答えにたどり着きます。
「あっ、わかった!ぼくらの ぼうしに たりなかったのは◯◯◯◯◯◯◯◯だったんだ!」
教授は「この言葉こそが、マーケティング、あるいはそのコミュニケーションにもっとも重要なものだと考えます」とおっしゃいました。
※「◯◯◯◯◯◯◯◯」は最後に書いています
ケンの反応
その講義の帰り道、ケン用の「どんぐりむらのぼうしやさん」をAmazonでポチッとしました。当時4歳のケンには少し難しくて長いかな?と思ったのですが、届くと「おもしろいよこれ」と言ってあっさり読んでいました。
先日この本を取り出して「オススメはどのページ?」と聞いてみたら「うーん、ここかな…」とこのページを開いて教えてくれました。
おお!ケン、わかってるじゃないか!と心の中で拍手。
「◯◯◯◯◯◯◯◯」の答え
答えは「わくわくするもの」です。
マルキは「3粒のどんぐりたちは「わくわくするもの」という発見をして、自分たちの帽子の価値を変えることに成功したんだなあ…」と思いました。そしてこの日から仕事においても何かと「わくわく」を口にするようになったのは言うまでもありません。笑